【目次】
①顎関節症の種類について
②顎関節症は後遺症でもなる!?
③顎関節症に隠れた体の悲鳴
1.顎関節症の種類について
顎関節症は、5つのタイプに分かれます。
原因や症状の出方によって、いくつかのタイプに分類されています。
【Ⅰ型】 咀嚼筋障害(そしゃくきんしょうがい)
※筋・筋膜性疼痛
あごの動きを担う「咬筋(こうきん)」や「側頭筋(そくとうきん)」などの筋肉に、痛みや緊張が起こっているタイプです。
筋肉のコリや使いすぎ、食いしばりが原因となります。
主な症状:
・噛むとあごが痛む
・あご周辺の筋肉がこわばる
・押すと痛いポイント(圧痛点)がある
♦︎一番多いタイプ。整体でのアプローチが有効です。
【Ⅱ型】 顎関節の捻挫(関節包・靱帯の損傷)
※関節包・靭帯障害
あごの関節を包む関節包や靭帯に炎症や微細な損傷が起きているタイプ。
外傷や、無理に口を開けたときに起こりやすいです。
主な症状:
・あごの関節部分がズキっと痛む
・口の開け閉めで鋭い痛みが出る
・痛みの場所が関節そのものに限られる
♦︎ スポーツやあくびなどでの負傷が原因になることも。
【Ⅲ型】 関節円板障害(かんせつえんばんしょうがい)
※関節円板前方転位
あごの関節内にあるクッションの役割をする「関節円板」がずれている状態です。
「カクカク」「コキッ」という関節音が特徴です。
・Ⅲa型:復位性(音は鳴るが口は開く)
・Ⅲb型:非復位性(音もなく、口が開かなくなる)
主な症状:
・開口時のクリック音(関節音)
・口が開きにくい、まっすぐ開かない
・顎の動きが途中で引っかかる
♦︎音が気になる場合も多く、日常生活にストレスを感じやすいタイプです。
【Ⅴ型】 心因性(その他の要因)
※心理的要因や習慣によるもの
関節や筋肉に明らかな異常がなくても、ストレスや精神的な緊張、生活習慣が原因となって、症状が現れるタイプです。
主な症状:
・痛みの場所や強さが日によって変わる
・原因がわからない違和感・開けづらさ
・不安感やストレスと連動して悪化する
♦︎身体だけでなく、心のケアや生活習慣の見直しも大切です。
2.顎関節症は後遺症でもなる!?
「交通事故のあとからあごが痛むようになった」「転倒して顔を打ったあと、口の開け閉めに違和感がある」そんな声を耳にすることがあります。
実は、顎関節症は“外傷の後遺症”として起こるケースもあるのです。
今回はその理由と、整骨院での対応についてお話しします。
■ 外傷がきっかけで起こる顎関節症
顎関節症は、ストレス・姿勢・噛みぐせ・食いしばりなど「日常的な原因」で起こることが多いですが、強い衝撃による外傷や事故も発症のきっかけになります。
こんなケースが要注意:
-
交通事故でシートベルトやエアバッグの衝撃を受けた
-
顔をぶつけたり、転倒してあごを打った
-
スポーツであごや頭を強打した
これらの衝撃が、あごの関節(顎関節)や周囲の筋肉、靭帯、関節円板にダメージを与えることで、後々「顎関節症」として症状が現れることがあります。
■ どんな後遺症が出る?
外傷が原因の顎関節症では、以下のような後遺症が見られることがあります:
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口を開けると痛む
-
以前より開きづらい
-
開け閉めのときにカクカクと音が鳴る
-
噛み合わせに違和感がある
-
あごの関節がズレた感じがする
これらの症状は、「関節円板障害」や「関節包・靭帯損傷」などの分類にあたるケースが多く見られます。
■ 放っておくとどうなる?
「少し痛いけど我慢できるから」と放置していると、関節や筋肉が慢性的に硬くなったり、開口障害が残ってしまうこともあります。
時間が経てば経つほど、改善には時間がかかる傾向があるため、早めのケアがとても重要です。
■ 整骨院・整体でできること
当院では、外傷や事故のあとに出た顎関節の不調に対して、次のような対応を行います:
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首やあご周辺の筋肉の緊張緩和
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顎関節の可動域(動く範囲)のチェックと調整
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関節のズレ・ゆがみの矯正
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頭・首・背骨など全身のバランス調整
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生活習慣や噛みぐせの見直しアドバイス
顎関節症は、日常生活のクセだけでなく、「ケガの後遺症」としても起こる可能性があります。
事故や転倒のあと、「なんとなくおかしいな」「以前とは違うな」と感じたら、早めに「百道整骨院」へご相談ください。
3.顎関節症に隠れた体の悲鳴
「口が開けづらい」「あごがカクカク鳴る」「噛むと痛い」――
そんな症状で「顎関節症かな?」と気づく人は多いですが、
実はそれ、単なる“あごの不調”ではなく、体全体からのSOSサインかもしれません。
■ 顎関節症=あごだけの問題じゃない?
あごは、頭の骨と首の骨のちょうど間にある“つなぎ目”のような存在です。
つまり、あごの動きには 首、肩、背骨、そして姿勢全体が深く関係しています。
だから、あごの不調があるということは、こういった他の部位にも問題が隠れているケースが多いんです。
■ こんな不調、ありませんか?
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首や肩がいつも凝っている
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姿勢が悪く、猫背やストレートネックになっている
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寝ても疲れが取れない
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頭痛やめまいが出る日もある
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集中力が続かない、イライラする
…実はこれ、すべて顎関節と関連している可能性があります。
■ 「あごに出た症状」は氷山の一角
顎関節症というのは、あくまで表に出た“症状”。
その背景には、
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骨格のゆがみ
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頭の位置のズレ(頭部前方位)
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自律神経の乱れ
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呼吸の浅さ
など、全身のバランスの乱れが隠れていることが多いのです。
あごが痛い=そこだけが悪い、ではなく
「あなたの身体が限界ですよ」と伝えてくれているのかもしれません。
■ 整体で整えると、あごも体も楽になる
当院では、顎関節だけを部分的に見るのではなく、全身のバランスを整えることを大切にしています。
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姿勢と骨格の調整
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首・背骨・骨盤のバランス改善
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頭蓋骨やあごの緊張をゆるめる整体
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呼吸や自律神経へのアプローチ
こうした施術を通じて、あごの症状だけでなく、体全体の不調も一緒に軽くなっていくのを実感される方が多いです。
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