日常において場所や状況を問わず悩まされる肩こり。
その場でできるセルフケアを知っておくことで、辛い肩こりを緩和させられます。
今回の記事では、オフィスや自宅でできる肩こり解消法をご紹介します。
1.肩甲骨のストレッチ
肩甲骨とは、背中の上に左右の羽のようについており、肩と腕をつなぐ役割を持つ骨のことです。
肩こりに悩む方の多くに肩甲骨の動きの悪さが見られるほど、肩甲骨と肩こりには深い関係性があります。
肩甲骨周辺の血流が悪いと、肩周りにも悪影響が及びます。
肩甲骨の動きを良くすると、肩周りの筋肉の血行が促進され、肩こりの解消に繋げられます。
肩甲骨のストレッチでは、①から④の流れを5回繰り返しましょう。
①両肘を曲げ、肩より上に上げる(痛みを感じる方は、無理のない高さで問題ありません)
②手を軽く握り、鎖骨の上に置く
③5秒かけて息を吐きながら、両肘をゆっくりと後ろに引き、肩甲骨を寄せる
④肩甲骨を寄せたまま肘を下げ、力を抜く
オフィスでの休憩時間はもちろん、朝の起床時や夜の寝る前にもできるストレッチです。
肩こりでお悩みの方は、スキマ時間を見つけてぜひ実践してみてください!
2.バックアームのストレッチ
バックアームのストレッチとは、肩と腕の後ろ側の硬さを和らげる方法です。
座ってできるストレッチではあるものの、比較的大きな動きを必要とすることから、自宅での肩こり解消に向いています。
バックアームのストレッチでは、①から⑥までの流れを10回から20回繰り返します。
①椅子に座り、身体の前で両手を組む
②鼻から息を吸い、吐きながら背中を丸め、肩の後ろと腕を伸ばす
③②の状態で15秒から30秒キープする
④鼻から息を吸い、手のひらを返し、息を吐きながらさらに肩の後ろと腕を伸ばす
⑤④の状態を15秒から30秒キープする
⑥ゆっくりと背中を伸ばした状態に戻り、力を抜き、深呼吸をする
時間と身体を使った本格ストレッチで、肩こりには理想的なケアができるでしょう。
なお、伸ばすときには無理をせず、気持ちよいと感じる程度にストレッチしましょう。
最初から伸ばそうと頑張らなくても、筋肉は徐々に緩んでいきますよ。
3.ツボ押し
「もっと手軽にできる肩こりの解消法を知りたい!」という方は、ツボ押しがおすすめです。
肩こり解消に効果的なツボを押すだけなので、気兼ねなくできそうですよね。
肩こりに効果的なツボはたくさんあるものの、特にわかりやすいツボは『合谷(ごうこく)』です。
合谷とは、手の甲側、親指と人差し指の骨の間に位置するツボのことです。
2本の指の間にくぼみが見つけられ、押すとじんわりと刺激を感じられたら、そこが合谷です。
合谷のツボ押しをするときには、3秒から5秒ほどゆっくり押しましょう。
両手の合谷を5回以上押すと、オフィスでも十分な肩こり解消法になります。
このとき、ツボ押しをされる側の手はなるべく脱力させましょう。
気持ちが良い程度の痛みを心がけ、痛みが強くならないように注意してくださいね。
4.湯舟に浸かる
入浴は肩こりにとって、まさに温熱療法のようなもの。
身体をしっかりと温めることで、血行不良や筋肉の緊張が改善され、肩こり解消だけでなくリラックス効果にも繋げられます。
肩こりが辛いと入浴をするのも億劫に感じられるかもしれませんが、ちょっと頑張って湯船に浸かってみましょう。
シャワーで済ませてしまいがちな夏でも、入浴をすることで肩回り周辺の血流が良くなり、夏バテに負けない身体を作ることができます。
肩こりが辛い方は、1週間に3回など続けられるペースで大丈夫なので、ぜひ入浴の習慣を作ってみてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
仕事中や自宅でも気軽にできる肩こりに効果的なセルフケアをご紹介いたしました。
日常のお忙しい一日の中に取り入れることで肩こりの緩和に繋がります。
当院では肩こりの根本的な原因からしっかりと改善できるようにサポートいたします。
辛い肩こりでお悩みの方はぜひ当院に一度ご相談下さい。