【脊柱管狭窄症】
今回は脊柱管狭窄症についてお話しさせて頂こうと思います。
整骨院にご来院される方の中で、脊柱管狭窄症と病院で診断される方がご来院されていますが、
そもそも脊柱管狭窄症ってどういうことですか?
とご質問があったため、改めてお話ししていこうと思います。
背骨の中を通る管(くだ)が狭くなることで、そこを通っている神経を圧迫してしまうことを
【脊柱管狭窄症】といいます。
では何故脊柱管が狭くなり神経を圧迫させてしまうのか?
背骨と背骨の間の椎間板が潰れてきてしまいクッションの役割を果たせなくなってしまいます。
そうなると上からの力が伝わった際にグッグッと全て骨や靭帯で受け止めてしまいます。
というのは負担がかかり続けると変形といって形が崩れてしまいますし、
骨と骨がぶつかり合い骨棘(こつきょく)という棘がでてくることがあります。
そうすると腰骨自体が潰れてしまい、骨と骨を結ぶ靭帯も分厚くなってきます。
まとめますと骨の変形や靭帯が分厚くなることで、脊柱管の中を通る神経を圧迫してしまうのです。
狭くなることを脊柱管の狭窄といいます。
あらゆるところが全てで悪くなることの積み重ねでおきてきます。
MRIを撮られて脊柱管狭窄症と診断されたということは、
それだけ骨自体がもろくなっていますし、筋力の低下も起きています。
脊柱管の狭窄の手術は骨を一部取り除くことや靭帯を一部取り除くことなど言い方を変えますと
一時的にしのぐような方法になられてしまいます。
例えばですが、膝や股関節などは人工関節ていった関節そのものを取り替える手術をします。
腰はそのまま取り替えるわけにはいきません。
一部分を取り替えるわけなので、そこにかかるご負担をまず変えなければいけません。
若い時から腰に負担をかけるようなスポーツをやられてきた方などは、物理的にどんどん腰にかかるご負担が大きくなることで椎間板が潰れてしまい骨自体にストレスが加わるケースと、
長い間同じ姿勢を繰り返して腰にご負担をかけてきた方のケースの2点があります。
それは悪い姿勢を定着させてきたことが原因です。
背骨がS字のカーブがあることで頭の重みや上からの衝撃を上手く2足歩行で負担を減らしています。
ですが、S字のカーブの崩れてくるのが問題になります。
座っている時は頭、肩、股関節まで真っ直ぐ座れていれば負担はカバーできますが、
脊柱管狭窄症の方の座り方ですと猫背になられている方が多いです。
この座り方は背面の筋肉を使わない座り方なので骨に負担がかかります。
そのままでいると猫背のまま固まっていきます。
人間は丸いままで歩かないので、かばってしまい腰を反らせます。
正常姿勢から腰を反らせて悪化させた状態です。
この姿勢で脊柱管狭窄症と言われる方は早くて40代~50代ぐらいの方が多いです。
見た目でも腰が反っているため自覚があるはずです。
背中の丸さはどんどん進行していきます。背筋を使わない座り方でどんどん背中が丸わり
腰椎で反らせていたのが腰で反れなくなってしまいます。
その後がどのようになっていくと
お腹を下から突き出すようにして立つようになります。
そしてバランスをとるために膝が曲がります。
当然このようになってくると膝が痛い、股関節が痛いなどあり、
どんどん脊柱管狭窄症が進行していきます。
脊柱管狭窄症の症状とは?
腰部脊柱管狭窄症では腰の痛みがなく、安静にしている時に症状はありません。
身体を伸ばして立つ、歩くなどの動きをするとお尻、太もも、膝から下の足まで
足の痺れの痛みが出て歩きづらくなりますが、ひとまず休みと症状がなくなります。
また歩くと痛みや痺れが起きるといった症状が(間欠性跛行)と呼ばれます。
前かがみになったり、腰かけたりするとしびれや痛みは軽減される方もいます。
中には脊柱管狭窄症と診断されても症状がでていない方もいるため
骨の問題が症状を結びつけているとは言えないため、
当院ではその方の生活習慣を聞かせて頂き、
その方を知るようにお話しを聞かせて頂いています。
ですので、まずは些細な事でも良いので脊柱管狭窄症と
診断されてお困りの方がいましたらこちらからご相談ください。
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https://momochi-seikotsuin.com/kyousakusyou
ここまで読んで下さってありがとうございました。